産後に尾骨が痛い!
尾骨は幼少の頃は5つの骨に分かれていますが、成長と共にくっつき1つの骨になります。
筋肉もついていないので動かすことができません。
腰痛などの場合、骨や関節に原因があるケースと、筋肉・筋膜に原因があるケースがあります。
しかし尾骨周辺は筋肉がないので、一般的には尾骨の痛みは骨の痛みと考えられます。
この場合、転倒や事故など外部から物理的な力が加わるなど何かしらの原因があるはずです。
産後の場合、分娩時に尾骨にストレスがかかるということが考えらえますが、ケースとしてはレアなようです。
尾骨痛を訴え、婦人科や整形外科を受診しても所見がないことがほとんどだからです。
では尾骨痛みの原因はなんでしょう。
尾骨の痛み!お尻の筋肉が原因かも!
カイロプラクターの立場から見ると、大臀筋・中臀筋からの関連痛を疑います。
関連痛とは、ある筋肉が過緊張をおこすと、そことは別の部位に痛みがでることを言います。
肩・首のコリからくる頭痛が代表的です。
図:大殿筋と中殿筋のトリガーポイントと疼痛部位
(出典:TRIGGER POINT PAIN PATTERNS-TRAVELL & SIMONS)
図の×が異常な筋緊張がある部分(TrP:トリガーポイント)を示します。
赤の点が関連痛が出る場所です。
大臀筋・中臀筋にトリガーポイントができるとそれが引き金(トリガー)となって周辺に疼痛がでます。
尾骨部分に赤い点が分布しているのが分かります。
産後の骨盤矯正にいらした方で尾骨痛を訴える方がいますが、矯正の施術の1つとして臀部の筋肉の緊張をリリースすると尾骨の痛みも消失することがあります。
この場合、尾骨の痛みは臀筋からの関連痛だっと考えられます。
分娩時は臀部の筋肉にもかなりの負担が掛かります。
筋肉が過緊張・固縮、血行不良を起こしトリガーポイントになるわけです。
産後の尾骨の痛み・骨盤矯正はカイロプラクティック院にご相談ください。
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