クライアントさんは港南区の30代事務職。
第1子出産後2か月で産後の骨盤矯正で来院されました。
腰痛の他に歩行時の鼠径部痛を伴っていました。
もともと体重が多く肥満傾向だったので妊娠中の体重管理が厳しかったようです。
妊娠中はずっとダイエットをしていたと言います。
一般的に妊娠期間中は活動量が落ちるので筋肉量が減少します。
クライアントさんはダイエットをしていたことでさらに筋肉量が減少したと思われます。
骨盤は腰・お尻・太腿の筋肉によって支えられていますが、これらの筋肉がやせ細ってしまうと、産後で緩んだ骨盤を正常な位置に維持できなくなってしまいます。
骨盤が歪みやすくなってしまうのです。
この方は骨盤が歪んだことで脚長差が生じ、それが歩行時の鼠径部痛の原因になっていました。
腰痛も筋肉量が減少したことで上半身の体重を支えることができなくなって発症したと思われます。
妊娠中の厳しい体重管理には賛否が分かれます。
妊娠中にダイエットしていると、乳児の発育に支障を生じるリスクがあるという意見もあるからです。
一方、出産年齢が高齢化していることから、妊娠糖尿病・妊娠高血圧などの合併症回避のため、また肥満だと難産になる傾向があることから体重管理をしたほうが良いとされてきたことも無視できません。
産科医の考え方も違うので産院選びの際は調べてみてもよいと思います。
さて、このクライアントさんは産後2か月というベストなタイミングで来院されたので初回の施術で骨盤の歪みは改善しました。
1週間後の再来でも骨盤の戻しはほとんどなく安定しました。
腰痛・鼠径部痛のケアのためその後何度から来院してもらいましたが、それらの症状もすぐに消失しています。
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